施工前に関して
3.施工計画書
施工計画で定めた、必要な機械やH鋼・鋼矢板などの材料規格が、実際に現場へ入ってきており、支障なく工事を進められる状態であるかを確認することを「受け入れ検査」といいます。
目的としては、施工計画書により決められた計画・工程通りに工事を進めることが可能な状態であるかを確認するためです。
具体的には、受け入れ検査は工事が始まる際に現場の担当者が行います。主なチェック項目としては、計画書に記載されている内容と、現場に運ばれてきた材料の規格が等しいものであるか、これから行う工事の内容に適しているものであるか、といった数量的な検査に加え、材料が曲がっていないか、破損していないか、といった品質的な検査があります。
安全かつ均等な品質を保つためにも、材料の過不足や異常品がないか、確実にチェックしなければなりません。
これらは自社で発注の段取りを進めて用意したものであっても、現場の方から支給していただいたものであっても、受け入れ検査は必ず行います。
チェックが完了すれば、報告完了書に記載されている受け入れ検査の欄に記入します。