施工中に関して
4-2.施工:山留工事
概要
支保工架設が終わり、地中に躯体や建造物の基盤を設置出来れば、支保工の解体作業に入ります。
目的
土留支保工は仮設建造物で、地盤の崩壊を防止する土留め壁を一時的に支持するものです。土を埋め戻し、建造物がその上に建設されていくので、解体作業も行います。
内容
基本的には、土留め支保工を架設したときとは逆の手順で解体していきます。土圧を支えていたため、各部材の変化に注意しながら、支保工を撤去していきます。
注意点
このとき、一度にすべての支保工を解体してしまうと、支持していた土留め壁が倒壊する恐れがあります。土留め壁が自立可能になるまで掘削した土を埋め戻し、それから支保工を解体します。多段的に支保工を架設している場合は、事前の計画に基づき、土留め壁が倒壊しないよう、支保工解体と埋め戻しの工程を繰り返します。